実践!社長の財務
戦う会計・税務【実践!社長の財務】第425号
2011.12.26
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
本年最後のメルマガです。
本年もお付き合いいただき、ありがとうございます。
いろいろあった年、いろいろ考えさせられる年でもあったと思います。
今、自分のできることを一所懸命やる、ということが大事だということも感じた年でした。
このメルマガも、少しでも皆様のお役に立てていれば嬉しいです。
来年も休まず頑張っていきます!
何卒よろしくお願いいたします。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
戦う会計・税務
先週、「税務署の来ない会社にする」ということで、書面添付制度のお話をしました。
その後、結構反響がありましたね。
メールではなく、直接の顧問先様から。
それで既に3件くらいは、書面添付をやろう、ということになりました。
実は昔、書面添付をいくつかやったこともあります。
しかし、結局は税務調査をやることになり、それでは意味がないではないか、ということで、やめてしまいました。
しかし、先週書きましたように、事務運営指針が改正になって、税務当局も力を入れるということですから、また、気運が上がってきています。
私どもは、会計や税務の仕事をしていますが、これらに対して、しっかり取り組むということは、経営にとって大変大事だと思っています。
会計や税務をしっかりしたって、業績には関係ないではないか、と思われる経営者もいるかも知れません。
でも、それは違います。
やはり、この分野をしっかりやる、意識の高い経営者の会社は、総じて業績や財務内容がいい会社になっています。
それは言ってみれば当たり前、だと思います。
数字を意識して経営をしているのと、意識していないのでは、自ずと結果が違ってくるからです。
当社は、これだけの経費や投資がかかるのだからこのくらいの売上が絶対に必要なんだ、と思って経営をするのと、そうでないのとでは、まったく結果は違ってくるはずです。
会計は、いくら売上があって、どのような経費がどうかかっているか、その結果利益はいくらなのか、どこから出てきているのか、ということを明確にします。
それがわかって初めて、次の手も的確に打てるようになるのではないでしょうか。
また、税金もしっかり意識しておくことにより、ムダな税金を払わない、ということも本当に大事だと思います。
よく節税と言いますが、節税を意識しなくても、会計や税務を厳しい目で見て、経営をしていくことにより、自然に節税は行われていくものです。
できるだけ資産には載せずに、費用化していくこと。
スリムなバランスシートで、筋肉質の経営をしていくこと。
そういうことが自然と節税になっているわけですね。
会計や税務は、厳しく見る、会計や税務の世界にも闘争心というのが必要だと思っています。
利益が出れば、当然、税金を払わなければいけませんが、それも資金繰りとの戦いですね。
税金を払うのは決して楽ではないです。資金繰り的にも、稼いだお金を払いだす身を切られるような思いとの戦いもあります。
そんなことで、私の会計や税務に対する来年のテーマは、「戦う会計・税務」ということにしていきます。
そのような向かっていく気持ちで、会計・税務に取り組んでいこうと思います。
目標はそのような本を書くことです。
ということで、来年もよろしくお願いいたします。
編集後記
昨日は、娘のバイオリンの演奏会でした。小学校に入る前からやってきた音楽教室も中3になってラストです。ずい分大きくうまくなったなあ・・・と感慨深いものがありますね。来年は入試、どこにも行かない正月になりそうです。
では、皆様、良いお年を!!
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