実践!社長の財務
必ず利益を出す闘争心【実践!社長の財務】第431号
2012.02.06
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
案の定、一体改革素案の与野党協議は、膠着状態になってしまいましたね。
消費税よりも年金問題全体が争点になってくると、とてもまとまりそうもありません。
一体どうなることやら...他に大事なこともあるのに...
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
必ず利益を出す闘争心
先週は、大手家電メーカーの連結決算見込みの発表、すごかったですね...。
ソニー ▲2,200億円
シャープ ▲2,900億円
パナソニック ▲7,800億円
テレビ部門の赤字が直撃とか...それにしてもすごい赤字です。
赤字を思い切って出して、翌期のV字回復をねらうのでしょうが、ソニーはこれで4期連続赤字...
ちょっと心配です。
大手は体力があるから、まだいいのでしょうが、中小は、そういうわけにはいきません。
1期でも赤字を出さない経営をしていかないと、立ち直れなくなる可能性があります。
中小、特に小さい会社の赤字は、社長があきらめたところから始まるのではないかと、思っています。
景気の動向や、業界の環境変化、法律の改正など、いろいろ外部要因も大きいかも知れません。
でもそれを理由にしていたら、小さい会社は、生き残っていけないでしょう。
そういうことは、しょっちゅうあることですから。
現に、いくら景気が悪くても、同じ業界のすべての会社が赤字かと言うと、そんなことはありません。
しっかり黒字を出している会社もあるのです。
先日も、私どものお客様である訪問介護の会社の新年会に行ってきましたが、
4月からの介護報酬の改正は、かなり厳しく、マイナス改正になるとのこと。
しかし、その会社は、設立以来一度も赤字を出したことはなく、
今後も、制度の改正に左右されることなく、しっかり利益を出していく会社にしていくと、強く宣言しておられました。
そうなんですね。
中小企業の場合は、赤字になるかどうかは、経営者の覚悟、考え方、あきらめるかどうか、にかかっているのです。
期中から、数字をしっかり見て、絶対赤字にしない、と、強い気持ちを持って、会社を引っ張っていくことが、大事なのです。
このような闘争心を経営者が持っている限り、必ず良い方向にいくはずです。
会計や数字と、闘争心、合わないかも知れませんが、私は、ものすごく関連していると思っています。
編集後記
来週から娘の高校受験。ほとんど母親に任せきりでしたが、昨日あらためて説明を受け、協力していかなければ...でも、最大の協力は入学金の準備かな?(笑)
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