実践!社長の財務
尊敬される会社になる【実践!社長の財務】第440号
2012.04.09
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
2012年度の税制改正は、3月30日参議院で可決成立しています。
今年度は、すんなりいきましたね。
その中で目立ちませんが、源泉徴収関係書類の保管・提出について、法令に規定されることになりました。
会社が提出を受けた扶養控除等申告書などは、7年間の保管が義務付けられました。
また、税務署長がその申告書等の提出を求めたときは、それを提出する必要があります。
あらためて、保管方法についてきちんと決めておく必要がありますね。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
尊敬される会社になる
会社が継続して事業を営んでいくためには、お客様や取引先から、信用される会社になる必要があります。
信用されない会社では、ビジネスが成り立ちませんので、これは最低限、当たり前のことです。
さらにその上を狙って、会社を成長発展させようと思えば、信用力の上をいく必要があります。
それは、一目置かれる会社になる、尊敬される会社になる、ということです。
尊敬される会社になる、というとこれには様々な側面があるでしょうね。
どのような経営理念を持っているのか。
経営者はどういう方なのか。
どのようなお客様サービスをしているのか。
どういう優れた商品や技術力を持っているのか。
そこにいる社員は、どのような人たちなのか。
どのように社会に貢献しているのか。 等々
それぞれの企業において、何が尊敬されているのか、というのは本当に様々かと思います。
ただ、私どもが会計や財務から企業を見る時、すばらしい企業だな、と思うことがあります。
それは、決められたことをきちんと守る会社です。
特に支払いをきちんとする会社です。
支払いをきちんとするのは、当たり前のことです。
大抵の会社は、期日通り支払っているのですが、たまに、期日に支払わない、支払えない会社もありますね。
資金繰りもあるでしょうが、事務のミスで支払いが遅れてしまったりすることもあります。
そういうのが1回でもあると、ちょっと?がつきますね。2度3度あったりすると、言われなかったとしても、かなり信用を失ってしまっています。
事務のミスであれ、何であれ、決められたことを守れなかったり、何かにつけルーズである会社は、いくら立派な仕事をしていたとしても、尊敬される会社にはなれません。
どこかでそういうことがあると、当事者が知らないところで、評判が立ってしまうのです。
また、特に支払いというのは、支払う側が優位な立場に立っているものです。
そういう立場を利用して、傲慢になったり、相手を軽んじたりする会社は、真意を見透かされてしまうものです。
弱い立場にいる業者や、協力会社を大事にする会社こそ、尊敬されるものです。
相手の立場や状況も考えて、お互いにビジネスを発展させていこう、という考えは、支払業務などによく表れているなと思っています。
会計の立場からのそんな見方も、是非、参考にしてください。
編集後記
週末は、遅れ遅れのお花見日和でしたね。とは言え、私は詰めて原稿書きがあり、残念ながら外にいくことはできませんでしたが。でも効率上がらず、パッと花見に行った方が良かったかな...。
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