実践!社長の財務
あらゆるものを数字化する【実践!社長の財務】第448号
2012.06.04
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
5月が終わり、株主総会時期の6月になりました。
私どもの仕事は、5月までの半年が繁忙期。
6月からは閑散期...?とまでは行かず、何だかんだといろいろな仕事があります。
閑散期になってしまうと寂しいですからね。
これからは、今までよりも少し気持ちの余裕がありますので、是非是非、どんどんご相談ください。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
あらゆるものを数字化する
あの京セラさんでは、「ありとあらゆるものを数字化する。そうでなければ、経営はできない。」と、言っています。
たとえば、「電気代を減らす」というのであれば、蛍光灯を1本消せば、何分でどれだけの電気代が減るのか。
○○○円の電気代を減らすには、蛍光灯を何本どれ位の時間消せばいいのか。
そういうことまで具体的な数字で話すのだそうです。
それができなければ、会議からつまみ出されると...
その位の数字の正確さを追求しなければ、過酷なコストダウンに耐えられないのです。
それに比べれば、まだまだ中小企業の数字の追及は甘いなあ...と思いますね。
科学とは、「分解して違いを作る」ことだと聞きました。
そういう意味では、月次決算は数字を科学すること、なんだと思います。
ありとあらゆるものを、数字として表す。
それを分解することによって、どこをどうすれば、
会社はどう変化するのか、業績はどうなるのかを考える。
その数字をベースに、具体的な行動につなげていくことが、月次決算の意義なのですね。
これを、実現していくには、会社の会議などでは、常に『数字をもって会話する。』というクセをつけていくことです。
各部門長や、リーダーが発表する施策や、計画、行動は、どのような数字の根拠があり、最終的なにはどのような数字に結びつくのか、それを話すようにするのです。
いろいろな会社の会議に出ますが、数字が出てこない会議もあるんですね。
だいぶ良くなってきています、とか、目標はほぼほぼ達成しています、というように。
でもこれでは、本当に大丈夫なんだろうかと、心配になってきます。
数字で会話するクセをつけていくには、何かの発表がある都度、「それで、数字的にはどうなるんだ?」という質問をすることです。
全員経営で儲かる会社を作っていくために、是非、それを実施してみてください。
編集後記
最近、自宅のインターネットがなかなかつながらないので困ってます。1Fに本体があって、私は3Fの部屋でもの書きしているのですが、1Fと3Fでは無線LANがきついのか...
もっと強力なルーターに変えないといけないのか。とりあえずつながっている間の日曜日に、今回は予約配信です。
メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
⇒ https://www.mag2.com/m/0000119970.html