実践!社長の財務
早い内に手を打つ【実践!社長の財務】第467号
2012.10.15
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
先週11日は、以前からご案内していました「経営計画必達セミナー」を行いました。
このメルマガの読者もたくさん来ていただき、26名の参加で、皆、熱心に聴いていただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございます。
最近行ったセミナーの中では、非常に反応が良かったと思います。
それだけ「経営計画」という言葉に、皆様関心があるのだと思いますね。
経営計画をしっかり立てて、その気になって実行していかなければ、簡単には売上・利益を上げていけない、そんな厳しい時代だからでは、ないでしょうか?
ご参加いただけなかった方、また、来月も同様のセミナーをやりますので、是非、ご参加ください。
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
早い内に手を打つ
年間計画を作って、最初の1ヶ月、2ヶ月と目標を達成しなかった...。
この場合、皆様ならどうしますか...?
あと11ヶ月もある、10ヶ月もあると、つい思ってしまいがちです。
まだまだ先がある。じっくり挽回していけばいい、というように思うことが、多いのではないでしょうか?
もちろん、先は長いので、いくらでも挽回していくことは可能でしょう。
1、2ヶ月出遅れたからといって、悲観する必要はないと思います。それよりも、これから先を考えないといけないですね。
ただ、ここで、この事態をどのように考えて、どのような対応を取るかによって、目標達成の可能性は、まったく違ってきます。
まだまだ、先があるので大丈夫・・・という考えは、
その1、2ヶ月の不足分しか考えていないのです。
その後の月だって、それなりに高い目標を設定しているはずです。
当月の目標を達成した上で、不足した月の分の目標をさらに取り返す実績を上げる、これは実際には大変なことなのです。
高い目標に、さらにプラスするのですから...。
また、その後の月においても、目標未達を生み出すかも知れません。その可能性も考えないといけません。
そうすると未達が、どんどん膨らんでしまいます。
月が経てば経つほど、この累積の取り返しは、非常に困難になっていきます。
最後は、逆転ホームランを狙うが、不発...!
そうして目標未達が、多額に発生してしまうのです...
これは、最初の1、2ヶ月を軽く考えたツケですね。
同じ1、2ヶ月でも、最初からマイナスでいくのと、プラスで多少の余裕を持っていくのでは、全然違います。
スタートダッシュが、肝心なのです。
スタートで躓いたときは、これをできるだけ早く取り返すことです。
不足分をどうやって埋めるか、最初から危機感を持って対処することですね。
そして累積で、常に水面より上に顔を出していること。
これは、目標を達していくには、重要な考え方です。
不足が生じたら、できるだけ早い内に手を打ちましょう。
編集後記
経営計画セミナーで、皆様に次回以降のセミナーの希望を聞いたところ、次のような意見が多くありました。
・経営計画のより具体的な運用方法、深掘り
・経営計画の具体的な作成方法、実際に作成する
・他社の事例やケースなどの紹介
そこで、来年の1月下旬と2月中旬の2回、「経営計画の具体的な作成方法」のセミナーを、各回10社限定で、行うことにします。
これから準備しますが、Excelで経営計画作成シートを作り、それで参加者の自社の経営計画を作っていくような、そんなセミナーを考えています。
Excelの経営計画作成シートに、いろいろなノウハウを入れられればと思っています。参加者にはシートをご進呈しますので、来年の話ではありますが、是非ご参加ください。
来年のセミナーは10社限定なので、10月・11月の「経営計画必達セミナー」の参加者を優先させていただきます。
そのためにも是非、11月のセミナー、ご参加ください。
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