実践!社長の財務
ゆったりじっくりB/S・P/Lを見る【実践!社長の財務】第496号
2013.05.06
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日で連休も最後、皆様、いかがでしたか?
私は先週も書きましたが、相続贈与のセミナーをいくつかやりました。
相続税が改正で、増税になりましたので、やはり皆様、相当関心が高いですね。
今までは、100人亡くなっても、相続税払うのは4人だけでした。それが、改正後は全国平均で、6人になるという試算が出ています。
首都圏に限っては、100人中14人位になりそうです。
さらに、東京23区に限ると、何と4人に1人が相続税を納税することになる、とも言われています。
だから皆様、関心が高いのですね。
そのために何をしておいたらいいのかと...。
こちらの方にも、力を入れていきますので、関心のある方は
相続税のメルマガも読んでくださいね。
★実践!相続税対策→ http://www.mag2.com/m/0001306693.html
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
ゆったりじっくりB/S・P/Lを見る
もう連休も終わりですが、たまにはゆったりじっくりと、自分の会社のB/S(貸借対照表)、P/L(損益計算書)を見るのもいいですね。
少し大きな会社であれば、明細資料、部門別損益なども、あるといいと思います。
休みなどにじっくり見ていると、仕事でいつも見ているのとはまた違う思いなどが、湧いてきたりするものです。
社長や経営幹部の方などは、B/SやP/Lを、いつでもどこでも見れるようにしておくことを、お奨めします。
時間のある時に見て、これからのことを考えていくのです。
真剣に経営をやっていれば、B/S、P/Lを見て、いろいろなことが、思い浮かんでくるはずです。
「これは何でこんな数字なんだろう...?」
「この科目に入っているのは、何だっけ?」
と、わからないことも出てくるはずです。
普段は素通りしていた数字だけれども、ゆったりじっくり見ていると、気になってきたりします。
そういうものは、メモをしておいて、次の日などすぐに経理に聞くことです。
今さら...と思われても、遠慮する必要も、恥じる必要もないですね。
それをわからないままにする方が、経営にとって良くないのですから。
また、やっぱりこれはこうしたいな、こうしないといけないな、というのも出てくるはずです。
在庫がこんなに多いのは、やはりまずいな... とか、
何だかまた、借入金が多くなってきてしまったな...
減らす方向だったんだけど...やっぱちょっとタガがはずれてるかなあ...
などと、ゆったりした気分で、普段を振り返る気分で見ていると、いろいろ反省点が出てくるものです。
逆に言えば、それは改善点です。
経営者や経営幹部であるからこそ、数字を見ていると、仕事の現場なども思い出されてきて、数字と行動の不一致などが、
感覚的に見えてくるのではないでしょうか?
また、それが見えるようでないと、いけないと思います。
その見えたものを、改善していくのですね。
あまり数字が得意でない、見たくない、という方も、見ていればわかってくるはずです。
わかってこないとしたら、経営に真剣に取り組んでいないから、です。
きつい言い方かも知れませんが、様々な経営者を見ていてそう思いますね。
真剣に経営している人は、最初はわからなくても、自分なりに研究していきますから、独自の見方ができてくるのです。
ということで、本日は、私もノンビリムードの中で書いているので、まったくまとまりがないですね(笑)。
また、明日から、真剣に経営をやっていきましょう!
編集後記
連休後半、熱海に来ています。少し風は強いですが、天気は良さそうですね。昨日は、山の上の方に行って、富士山を見ましたが、この時期はうっすらとしか見えないですね。まあ、今日は美味しいものでも食べて、ゆっくり帰ります。
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