実践!社長の財務
毎年の決算の推移を一覧にしよう!【実践!社長の財務】第507号
2013.07.22
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
自民党圧勝でしたね。
ねじれも解消し、これで政策もどんどん決まっていくことを期待します。
特に成長戦略ですね。様々な規制緩和や法人税率下げもやって欲しいですね!
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
毎年の決算の推移を一覧にしよう!
毎年決算が終われば、決算書が作成され、当然、それはじっくり見ているかと、思います。
ただ、次の年度に入ってしまえば、過去の決算書を見ることは、あまりなくなってしまうのでは、ないでしょうか?
前年対比くらいはするのでしょうが、それ以前になるとほとんど見なくなってしまいます。
そこで、是非お奨めしたいのは、毎年の決算書、特に損益計算書を、年度ごとに横に並べた表を作っておくことです。
2010 2011 2012 2013・・・
売上高
・・・
売上原価
売上総利益(粗利益率)
販管費
人件費
・・・
販管費計
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益(経常利益率)
・・・
社員数
営業所数
・・・
というような感じですね。
どこまで細かく作るかは、それぞれの考えで決めればいいでしょう。
この表を作って眺めていると、「どうしてここでこんなに増えたんだろう?」、「この期の利益率が悪いのは、何だったかな?」とか、いろいろとその期、その期の状況が思い出されてきます。
そうすると、「やっぱり、こういうふうにしていかないといけないな。」、「来期からはこういしていこう!」というような、考えが湧いてきます。
このような推移表は、自分の会社の過去の推移を見て、それによって、会社が本来どうあるべきかを、見直すことにつながっていくのです。
ある程度の年数を見ることによって、トータルで振り返ることができ、インスピレーションが湧きやすくなるのでは?と思います。
また、社員数や営業所数などの情報も入れておくといいですね。
是非、やってみることをお奨めします。
それも、できるだけ長い期間、設立時から作ってしまってもいいですね。
編集後記
昨日はある方の出版記念パーティーに行ってきました。
「応援される人」というのがテーマの本なので、その題名のとおり、たくさんの方の応援が飛び出す楽しいパーティーでした。
やっぱり応援されないと人生うまくいかないですからね。
とってもいいテーマだと思います。
ちなみに次の本です。
●なぜか「応援される人」の習慣
→http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-81282-3
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