実践!社長の財務
あらゆることを数字で表す、考える【実践!社長の財務】第515号
2013.09.17
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
配信が火曜日になってしまいました。
実はこの連休、高知にお墓参りに行ったのですが、台風の影響で予定していた飛行機が欠航。
夕方の便の空席待ちで、何とか帰ってこれました。
ということで、昨日書くのはやめ、本日にずれ込んでしまいました。
今日は、台風一過で、少し秋らしくもなり、いい天気!
今週も頑張っていきましょう!
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
あらゆることを数字で表す、考える
私どもは、数字を扱っている商売です。
決算書を作ったり、税金計算をしたり...。
ただ、だからと言って数字を仕事に活かしているかと、決してそうではないなと思います。
たまたま、数字にまとめるのが仕事なだけであって、数字を仕事、業績アップに活かしているかというと、必ずしもそうではないのです。
数字を仕事に活かす、ということは、数字を活用して業績を上げる、より高い利益率を実現する、ということです。
そのためには、ビジネスのあらゆる現場で、あるゆることを数字で表す、数字で考える必要があるのではないでしょうか?
たとえば、[今週はちょっと売上が落ちています。」という言い方は、ビジネスではしませんよね。
まずは、今週の売上はいくらで、それは、前週や前月あるいは前年同期と比べていくら落ちているのか、計画と比べていくら落ちているのか?
売上が落ちている理由は、お客様が減っているのか、客単価が減っているのか?その数字は?
何曜日のどの時間帯の売上、客数、客単価がどう変化しているのか...
単に売上が減っていると言っても、それを数字で表すと様々な要因が見えてきます。
以前にも書きましたが、京セラでは、電気代を減らすのに蛍光灯を何本、何時間消したらいくら減るのかなどに落とし込んで対策を打っているのです。
そんな細かいことまで、と思うかも知れませんが、本気で経営をしようとすれば、そこまでやらなければ勝ち残っていけないのではないでしょうか?
細かい1円の積み重ねが、あらゆる部署で行われ、それが1年間累積されると、ものスゴイ利益の差になってくるからです。
あるゆることを数字で考える、というのは、習慣化することが大事です。
何かを報告する時、会議で話し合う時、ちょっと思い出していただき、
「では、それを数字にするといくらになるのか?」
という問いを発していただきたいのです。
これを、皆でやることにより、会社の収益力はまったく違ってくるはずです。
是非、早速やってみてください。
編集後記
欠航のお蔭で、空席待ちを引いたあとは、台風一過でいい天気の中、ゆっくり観光をしてきました。
高知一の美味しいお寿司も食べられたし、まあ、欠航もいいもんだなと、楽しんできました。
キャンセル待ち1番・2番でしたので、絶対乗れるだろう、という心の余裕も大きかったですね!
飛行機はもちろん、JALです!
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