実践!社長の財務
闘うということは?【実践!社長の財務】第519号
2013.10.14
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は体育の日、3連休ですね!
いい天気で、絶好の運動日和です。子供の運動会などにはとてもいいですね。是非、楽しんでください!
さて、以前にもお伝えしましたが、このメルマガをベースにした本が、プレジデント社より、10月末に出版されることになりました。
タイトルは、 社長の「闘う財務」ノート です。
10月末付けですが、書店に並ぶのは11月初旬とのことです。
既に、アマゾンには登録され、予約可能になりましたので、是非、”闘う財務” あるいは ”北岡修一”で検索してみてください。
内容は、このメルマガやHPに連載している「会計コラム」を、闘うモードで、大幅に書き直したものです。
闘うモードって何?と思われるかも知れませんが、そう思われた方は、是非、お買い求めいただき、読んでみてください。
ちょっと、このメルマガとは、別人格のようにトーンが変わっているかも知れませんよ(笑)。お楽しみに!
ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみたいと思います。
闘うということは?
今日は冒頭、新著「闘う財務」をご紹介しましたので、闘う、ということについて、書いてみたいと思います。
闘うと財務は、まったく違う、不釣合いのことだと思う方も多いと思います。
それはそうですね。何か資金繰りに苦闘しているのかと思われるかも知れませんね(笑)。
数字というのは、本当に正直なものです。
絶対的に真実しか出てきません。もちろん、間違った計算、意図的に操作した方法を使えば、それに忠実に出てきますから、真実の数字にはなりません。
集計する人の考え方に沿って、正直に出てくるのです。
ですから、本当に真実はどうなのかを知りたければ、真実が導き出される計算方式を、設定しておけばいいのです。
それさえ、しっかりやっておけば、あとは自動的に正しい数字が出てきます。
できるだけ人間の判断が入らない、計算方式を設定しておくことが大事なのです。
正にそれが、会計システムですね。会計のしくみを会社に正しく導入すれば、真実の数字が自動的に生み出されてきます。
経営者はそれを、会社の真の姿を表わす数字として素直にそれを見ることが大事です。
真剣に経営をしている経営者であれば、そこから得られる情報は、本当に価値のあるものになります。
財務とは、会社を成長発展させるために、会社の財政状態を常に健全な状態に保ち、その時々の戦略に対応できる、資金調達や財産の運用を行っていくことです。
ちょっと難しい書き方をしてしまいましたが、要は経営者の思ったとおりの経営ができるように、お金をうまく回す、ということですね。
これを滞りなく回すには、相当の気力が要ります。
お金の調達は銀行から借りればいい、というものではありません。
まずは現業の事業が計画通りに行っているのかどうか、これは最も重要なことです。
さらに、現業の中での資金の回転は順調に行っているのか、そこにも気を使わなければいけません。
さらに、既存の資産や資金調達の状況を改善していくことも行っていかなければいけません。
さらに、5年先10年先のことを考えて、会社の内容、財務については、財務体質をどのように変えていくか、どこに投資をしていくか、などを考えなければいけません。
このようなことをすべてやって、会社を成長発展させていくのが、経営者の行うべき財務であり、これにはものすごい闘争心が必要なのです。様々なところに気を配っていかなければいけないのですから、生半可な気持ちでは、社長の財務はやっていけないと思います。
ですから、闘う財務、それも社長の、と付けた訳です。
闘う、ということはすなわち、”強い気持ちを持って”
ということですね。
是非、そのような気持ちで、真の「社長の財務」を今後も継続していってください。
編集後記
9月から本当に3連休多いですね。でも、3日連続休めることはほとんどないですね。今日もこれから、仕事に行ってきます。
最近は相続関連のご相談や実際の手続きも多く、これらの場合は休みの日に行くことが多いですね。相続人の皆様は当然働き盛りの人が多いですから、どうしても相続の話、親族が集まるのは休みの日になってしまいます。これはこの仕事の宿命かと思いますね。
ということで、これから行ってきます!
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