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実践!社長の財務

美しい決算書を作る【実践!社長の財務】第522号

美しい決算書を作る【実践!社長の財務】第522号

2013.11.04

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今日は文化の日の振替休日。
何か月曜日の振替休日が、すごく多いような気がしますね。

今年もあと2ヵ月間。あっという間です。
今年やるべきことを、もう一度確認し、必ず目標達成していきましょうね!

今月も頑張っていきましょう!

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

美しい決算書を作る

この2日間は、テレビで人間の作った美しいものの特集を2つ見ました。

1つは、マイセンの陶磁器、そしてもう1つは、ストラディバリウス(バイオリン)です。

美しいもの、すばらしいものは、一朝一夕にできるものではない。これらを産み出した人の強い思い、執念のようなものがあったのだなあ、と感じます。

質が良いもの、機能が高いもの、というのは、外見も本当に美しいものです。

見た目が良くなくても、中身はすばらしい、というものもあるかと思いますが、やはり本当に良いものは、中身も外見もすばらしいのではないかと、思います。

これらと比べてよいのかどうかは、わかりませんが、私は企業の「決算書」もそうではないか、と考えてます。

本当にすばらしい経営をしている会社の決算書は、外見も美しいのではないかと...。

 
美しい決算書とは、私が考えるのは

・ムダな資産がない
・非常にスッキリしている、シンプルである
・純資産が半分以上あり、ドッシリしている
・すべてのリスク(経費・負債)が計上してある
・バランスがいい
・コストが絞り切れている
・ムダな経費、怠惰な経費がない
・利益率が高い

そして、書類の形式がきっちりしていて、細かく丁寧に
記載すべきことがすべて書いてある、というところです。

美しい決算書というのは、内容を細かく見なくても、外見を見ているだけで、きっとすばらしい会社なんだろうなあ、すばらしい社長なんだろうなあ、と想像できます。

こういう決算書を作っていると、銀行の評価はものすごく高くなるでしょうし、投資家を募集すればあっという間に集まってくるでしょう。

外見はあくまで外見ですが、外見を良くしようとすれば、中身も自然に、いや、必然的に良くならざるを得ません。

ですから、是非、美しい決算書を作ろうと思って欲しいし、

いますぐにでも、外見だけでもそうして欲しいですね。
 
決して粉飾しろという意味ではないですよ(笑)。

落とすものは全部落とす、計上すべき負債は全部計上する、科目数は少なくシンプルにする、本業以外のものにはお金は使わない、等々です。

是非、できるところからやってみて、美しい決算書を目指してください。

編集後記

家の近くの本屋さんに行くと、私の本「社長の『闘う財務』ノート」が平積みで置いてありました。やはり実際に本屋さんに並んでいると、嬉しくなりますね!

もっといい場所に移そうかなあと、衝動にかられましたが、やめておきました(笑)。
是非、皆様も本屋さんに行ったら確認していただき、目立つようにしておいてください(笑)。よろしく!

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