実践!社長の財務
数字を見ただけで現場が思い浮かんでくるか?【実践!社長の財務】第553号
2014.06.09
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
この土日は、6月~7月の怒涛のセミナーラッシュに向けてのテキスト作りに没頭してました。
雨が降ってたこともあり、2日間家に閉じもこりでした。
今日は雨もやんで、少しいい天気になって、久々外で活動したいと思います!
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!
数字を見ただけで現場が思い浮かんでくるか?
やはり経営は、数字がすべてです。
どう思い、何をやったかは、すべて数字に表れてきます。
これは会計の数字だけではありません。
この2週お話したKPIの数字なども、含めてです。
ですから経営者は、毎日・毎週・毎月、数字を見ることにより、現場の光景が目に浮かぶようでなければいけません。
貸借対照表や損益計算書は、数字の羅列ではありますが、それを見ただけで、現場がどういう状況になっているのか、
順調なのか、問題があるのか、問題があるとしたらこんなところにありそうだとか、兆候が出ているから注意しないと、
など、様々な思いが浮かび上がってくるようでなければいけません。
そのためには、当然ですが、数字が正しいこと、タイムリーであること、そして見やすいシンプルなものを出すこと、が大事になってきます。
また、小さい会社であれば、全体のB/S、P/Lでいいのでしょうが、ある程度大きくなってくれば、部門別のP/Lなどを出していく必要があります。
部門別は、基本的には、仕事のグループ単位です。
仕事は人がするものですから、改善するのも人ですから、人のグループ単位に出さないと、責任が明確になりません。
すなわち、問題があれば、それを改善しなければなりませんが、それをするのは人なわけです。
ですから、人のまとまり単位、仕事の単位で損益を出していくのです。
経営者は、数字を見ただけで、各現場の光景が思い浮かぶようになるためには、毎回、そのP/Lなりを精魂込めて見ることが大事です。
じっくりと、数字を見ていろいろ考えることです。そうやって見ていると、会計の専門家でなくても、もし数字の間違いがあれば、何かおかしい、矛盾していると気づくことでしょう。
それを経理に質問すると、やはり間違っていた、「社長、何でわかるんですか?」 と経理にビックリされたりするんですね。
そうならないといけないと思います。
是非、数字をじっくり、精魂込めてみるようなクセをつけてください。
編集後記
先週はシドニーに行っていました。ちょうど今日から冬という時でしたが、意外と暖かいです。最高20度くらいはありました。とてものんびりした雰囲気で、いい国ですね。エアーズロックにもよじ登って来ましたから、足がパンパンです。
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