実践!社長の財務
事業のセンターピンは何か?【実践!社長の財務】第565号
2014.09.01
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日から9月です。
東京の方は、天気は冴えないですが、少し涼しいので、9月に入って心機一転、夏休み気分も吹き飛ばし、ビジネスモードに入っていきましょう!
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!
事業のセンターピンは何か?
先日、ある経営者の話を聞いていて、事業のセンターピンという言葉が出てきました。
センターピンとは、ボウリングでいう1番ピンですね。
ストライクを出すには、絶対にセンターピンをはずすことはできません。センターピンにうまく当たれば、ストライクになる可能性が高くなってきます。
ビジネスにおいても、それぞれセンターピンというものがあって、それをはずしたらストライクが取れない...
すなわち、受注ができない、売上が上がらない、計画が達成できない、というキーになるものがあるということです。
センターピン、それを取ることが事業の成否を握っているというものです。
それを明確にして、数値化して、目標にすることが重要、という話でした。
たとえば、問合せ件数。何か告知をした時の問合せ件数によってほぼ売上が決まってくる、という会社もあります。
その会社の場合には、問合せを得ることが直に売上につながっていく、正にそれをはずすことはできないのです。
別な会社の場合は、営業訪問件数。質よりも量。何件訪問するか、できるかが、売上に直接につながってくる、と言います。そこでは訪問先を確保することが重要になってくるのです。
お店などの場合は、常連客をいかに作るか、などがセンターピンになるかも知れません。いわゆる「リピート率」が目指すべき指標になってきます。
いかにリピート率を上げられるか、一定以上のリピート率を上げていれば、赤字にはなることはない、という率をみつけていき、それを目指していきます。
あるお店などの場合は、若い女性客にいかに来てもらうか、ということが重要だったりします。若い女性客の数、割合によって、他のお客様が比例して増える、ということです。
どんなお店かは想像にお任せしますが(笑)。
この事業のセンターピンを見つけられたら、それは会社にとって宝ですね。それにフォーカスして、それさえ高めていけば、売上が伸びていく、会社が成長していく、安泰になっていく、からです。
是非、御社にとってのセンターピンを見つけてください。考えてみてください。
編集後記
9月に入ると1つ歳を取ります。フェイスブックなどでたくさんの方からメッセージをいただき、ありがとうございます。全部に返信することができないので、まとめてフェイスブックに書きましたが、メルマガ読んでいただいている皆様には改めて御礼・感謝いたします。まだまだ、できれば一生、このメルマガ続けていきたいですね!
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