実践!社長の財務
クラウド会計の活用方法【実践!社長の財務】第583号
2015.01.05
皆様、あけましておめでとうございます。
税理士の北岡修一です。
年末の12/30に、2015年度税制改正大綱が発表されましたね。
概ね報道されていたとおりです。
法人税を下げていく方向に足を踏み出し、その代替財源に四苦八苦している、感じですね。
法人税減税により、景気が上向き、法人税等が自然増収していくような、そのように流れになればいいのですが、なかなか予測はできません。
またいずれ税制改正についても、書いていきたいと思います。
それでは、本年も「実践!社長の財務」よろしくお願い申し上げます。
クラウド会計の活用方法
昨今、会計ソフトの世界では、クラウド化が急速に進んでいる感じです。
これについては、昨年11/17の576号でも書きました。
今年はさらに、クラウド会計をどう活用するのか、というようなことも書いていきたいと思います。
クラウド会計は、会社の中ではなく、外部サーバーにプログラムやデータが保管されています。
プログラムやデータがどこにあるか、ということを意識せずに会計ソフトを使うことができます。
クラウド会計には、プログラムやデータなどが全部外部にあるような完全クラウド型から、
データだけは外部にあるが、プログラムは、自分のPCや自社サーバーにあるもの(言ってみれば「疑似クラウド型」)のようなものもあります。
完全クラウド型だと、プログラムの更新やバージョンアップなは、ユーザーは何もすることなく、最新のシステムを使うことができます。
私ども会計事務所でも、昨年はクラウド会計に移行する顧問先が非常に多かったですね。
どちらかと言えば、疑似クラウド型で、行っているところが多いです。
この場合は、私ども会計事務所と、顧問先が、顧問先の会計データをクラウドで共有する形になります。
データの入力をする時は、クラウドからデータを自分のPCに落とし、それで作業をします。作業が終われば、入力後のデータを、クラウドにアップすることになります。
これにより、顧問先と当事務所で、常に最新データを共有することができます。
ただ、どちらか一方が入力をしている時は、もう一方は入力すすることができなかったりは、します。
若干の不便はありますが、入力できなくても閲覧することはできますから、「ああ、今入力中なんだな。頑張って!」ということで、進んだところまで見させていただくことはできます。
このように、以前であれば、会計ソフトのデータをメールやCD-ROMで送ったり、場合によっては、出力したものや
証憑や帳簿コピーを送って、「入力してください。」なんてやっていた業務は、ほとんどなくなりました。
本当に便利になったものです。
是非、御社もクラウド会計を使っていくとよろしいかと思います。
編集後記
今日から仕事初めのところが多いかと思います。やはり仕事初めは、皆様の会社でも何か行事を行いますか?
当社では、今年の抱負を皆で言い合う、ということをやります。
まあ、ありふれてはいますが(笑)、年始は抱負や計を厳かに立てたくなるものです。
是非、1年間その抱負を忘れずに仕事に励んでいきましょう!
本年もよろしくお願いいたします。
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