実践!社長の財務
月次決算が5日以内にできるしくみ作り【実践!社長の財務】第607号
2015.06.22
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今日は、夏至なんですね!
今年で、最も太陽の出ている時間が長い日、すなわち昼間の時間が長い日です。
そんなことを思いながら、今日1日を目一杯楽しんでいきましょう!
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。
月次決算が5日以内にできるしくみ作り
儲かる会社・強い会社を目指すためには、まずは月次決算のしくみを、きちんと作ることです。
それも、是非、5日以内には月次の数字が見られるような、しくみを目指して欲しいですね。
業種や会社の規模によっては、なかなか難しいこともあるかも知れません。
ただ、月次決算の目的は、あくまで日々の経営、業務に活かしていくためですから、本決算とは違って割り切ったやり方をしていけばよいでしょう。
たとえば、先方からの請求書を待たずに、あらかじめ取り決めた単価で、原価や経費を計上したり、月末締めではなく、25日締めで計上したりするようなことです。
売上、原価、経費などを、それぞれの科目ごとに、どのように計上するのが、スピーディーで、ほぼ正確に計上することができるか、じっくり検討してみてください。
ポイントは、経営の判断を誤らない数値を把握できるか、ということです。
本決算であれば、利益や税金が正しく計上できることが重要視されますが、月次決算は「経営の判断材料」として、正しいかどうかが重要視されます。
また、月次だけではなく、売上や粗利などは、日次・週次などでも把握できるようにしておくこと、です。
月があけてみないと、これらの数字が把握できないようでは、月中の目標達成度合いや、月末までに何をやらなければいけないのか、目標達成に向けた行動計画を立てることができません。
できれば原価や経費なども、毎日、毎週集計できるようになっていれば、日々損益を把握していくことができます。
日次決算の最終が、月次決算になるくらいの、しくみにしていければ理想的です。
昨今は、会計ソフトや販売管理ソフト、Excelなどでデータ管理していることも多く、またクラウドで共有することも容易になってきましたので、このような日次から、自然に月次を作っていくことも、考えれば意外と簡単にできることも多いです。
是非、従来のやり方にこだわらず、自由な発想で、最も効率的で効果の高い方法を考えてみては、いかがでしょうか?
編集後記
最近は自宅の固定電話は、ほとんど使わなくなってきました。かけるのもつい、携帯でかけてしまいます。たまに固定電話に電話がかかってくると、セールスがほとんどです...何のために電話があるのか、わからなくなってきましたね(笑)。
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