実践!社長の財務
今月の目標を立てる【実践!社長の財務】第609号
2015.07.06
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
ギリシャの国民投票は、緊縮策反対が多数になったようですね。
ちょっと信じられない思いがしますが、これからどうなるのでしょう...ユーロ圏離脱になればギリシャはかなり厳しいですね。
ヨーロッパは、ワールドカップより、もうこっちの問題で大騒ぎですね(笑)。
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。
今月の目標を立てる
先週は、月次でどのような資料を出すのか、ということを書きました。
その中でも、部門別の計画実績対比が、やはり月次では重要だと思います。
というのも月次決算は、経営に活かすためのものであり、その原点は各部門、各社員がいかに動いてくれるか、業績を上げてくれるか、という人の問題だからです。
皆が意図して計画を立て、それに向かって動いてきた結果が、どうだったのか、何がうまくいって、何がうまくいかなかったのか、その原因は何なのか、ということが非常に重要だからです。
その結果と原因いかんによって、今後の動きも変わってくるでしょう。
そこでさらに大事なのが、次月、すなわち報告発表している今月をどうするか、です。
前月の結果を受けて、それを分析して、何をどうしていくのか
部門で、個人でどうしていくのかを考えることが大事なのです。
そしてそれを数字に表していくことです。
年初に立てた今月の計画数字はあるでしょうが、再度、今までの実績を受けて、今月どうするのかを考えるのです。
年初の数字を立てたのは、数か月あるいは半年以上も前のことです。
その時の状況と、実際走り出してからの状況では、違うはずです。
年初の計画だけを追っかけたのでは、不十分です。
今までの実績を見て、累計で計画をクリアしていないのであれば、それをキャッチアップしていく必要もあるでしょう。
年初の計画もあって、さらに今月の計画、目標も立てる。
年初の計画はどうでもいいのか、ということではありません。
トータルで今期の計画を達成するために、今月の計画を現実の状況に基づいて立てていくのです。
このように、年初の計画+今月の目標を立てて、それを目指していくことが、年間の計画を確実に達成していくためには必要なのです。
是非、これを部門別、チーム別、各人別にやってみて欲しいと思います。
編集後記
今日はこれからワールドカップ決勝ですね!是非見たいのですが、前半途中で仕事に行かないと...日曜日にしてくれるといいんですが...現地は日曜日か...
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