実践!社長の財務
心がゆるむと経費が増える【実践!社長の財務】第631号
2015.12.07
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今年の仕事も実質あと3週間。忘年会も重なる時期ですが、体調には十分気をつけて、ラストスパートをかけていきましょう!
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします。
心がゆるむと経費が増える
景気が良くなってきたり、業績が少し良くなってきたりすと、社長の心は、少しゆるんできたりするものです。
あるいは、社業ではなく、業界団体や社会的な活動などが多くなってきた場合も、本業にかける気が弱くなってきたりするものです。
そんな時には知らず知らず経費が増えてしまう、もっと原価率を減らせるのに、ナアナアになっていたりします。
社員にも甘くなっている、ことが多くなります。
結果として黒字ではあるけれども、利益はあまり出ていない、利益率が下がっている、という状態になります。
すべては、トップである社長の心が影響してくるのです。
社長がどういう心構えで経営しているかによって、業績は全然違ってくる、というのが、長年外から経営を見ている私の実感です。
会社というのは、本当に社長の思い、考え方が如実に現れますね。
会社の雰囲気、社員の態度もそうですし、特に決算書なんかは、正に社長の思いが、そのまま数字として表されたものに他なりません。
やはり、社長は常に会社のことを厳しく考えている、対外的な活動をしながらも、心は会社に、社員にある、ということが大事なのではないでしょうか。
常に細かいところまで気を配り、率先垂範して現場に入ったり、社員と話したり、していく必要があるでしょうね。
タイトルに書いた経費というものは、社員と現場から発生してくるものです。
だから社長の気がゆるんで、社員や現場のことを気にしなくなったら、あっという間に経費は増えて、業績は悪くなってしまうものです。心していきましょう!
編集後記
先週マイナンバーのことを書きましたが、ようやくうちにも来ました。来てみれば大したものではないのですが、とりあえずひと安心ですね。これを日本の全世帯に配達するわけですから
しかも直接手渡しで...日本だからこれが2~3か月でできるのでは?と思いますね。
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