実践!社長の財務
価格戦略を考えよう【実践!社長の財務】第782号
2018.10.29
皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。
今週で10月も終わり。10月までクールビズにしていた会社も多いようですが、11月からは皆一斉にネクタイ姿になるのですかね。
クールビズとか関係なく、TPOでネクタイ、ノーネクタイにしてもいいと思いますが…。
ということで、本日も「実践!社長の財務」よろしくお願いいたします!
価格戦略を考えよう
消費税増税まで、1年を切ってきましたね。
今回は、先日安倍総理が改めて宣言したように、余程でない限り、このまま増税になりそうです。
そうなると、そろそろ自社の商品やサービスの価格をどうしていくか、どのように消費税を転嫁していくか、準備していかなければなりません。
もう既に、考えて、計画を立て、実行している会社も多いと思いますが。
価格を決めるに際しては、1年あるからゆっくり考えよう、ということではありません。
消費税増税もあるけれども、現在の商品の価格が適正であるか、どういう方向に持っていかなければいけないのか、消費税増税があるからこそ、よく考えておかなければいけない、ということです。
ヘタに便乗値上げみたいにとられて、評判を落としてしまうようなことは避けたいですね。
今後値上げをする必要があるのであれば、消費税増税時期より早目に今後の商品価格を決定し、実施していく。
その上で、消費税増税の時には税率分だけが、スムーズに上げられるようにしておく、など、考えておくことです。
BtoBで外税で消費税をしっかり載せているから、増税時には税率を変えるだけなので大丈夫、という場合であっても、
それをスムーズに運ぶための契約書の変更や、通知書の作成、それを出すタイミング、締日との関係、経過措置の適用があるかどうか、など、考えておく必要があります。
消費税増税を機に(なんて言うと便乗値上げと言われてしまうかも知れませんが)、自社の商品やサービスの価格が、これでいいのか、どうか、ということは、是非、考えてみて欲しいで すね。
値決めいかんで、利益や経営のしかたはずい分変わってくるはずです。また、値決めは1回決めたら、そう簡単には変えられないものでもあります。
価格が安いために、出るはずの利益が出ていない会社が、多いですね。
是非、来年に向けて今年中くらいには、方向性を決めていただければと思います。
編集後記
ゴルフはもう15年くらいやっていなかったのですが、昨日は、妻とショートコースに行ってきました。久々でしたが、アイアンでしたので、何とか当たるもんですね(笑)。ただ、短いやつがまったく感覚が合わずダメでした。打ちっ放しもしたので、今朝は結構体のアチコチが痛いですね...。
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