実践!社長の財務
高い目標を立てることの必要性【実践!社長の財務】第867号
2020.06.15
売上や利益の年間計画や目標と立てるとき、どの位の数字を目指すか、というのは非常に悩むところだと思います。
経営者としては、悩みますね。
高い目標を立てたいのは、ヤマヤマですが、あまりにも高い目標だと、最初から心の中では半分無理かと思ってしまうかも知れません。
また、社員からみても現実離れした目標だと、本気で狙おうとはしないかも知れません。
目標数字というのは、これなら何とか頑張ればやれるのではないかという、最も高いところに置くべきではないかと思います。
かなりハードルは高いけれど、可能性はある、というくらいの数字ですね。
是非、そういう数字を掲げてほしいですね。
しかも、社長だけではなく、社員全員が、このくらいの数字をやろう、と思えるように作って欲しいですね。
それには、今までやってきたことも影響します。
今までも、ある程度高い目標を達成してきた、あるいはもうちょっとのところまで達成できた、というような体験があると、このくらいもできるのではないか、と思えてきます。
目標を作るときは、トップが誘導していくということも大事です。
社長の考え、業界や市場の状況、これからのトレンド、当社の状況、そういうものを踏まえると、これからはこうなっていくから、このくらいはできるのではないか、いや、このくらいはやらなければいけない、というように、社長が社員に話していくことが大事です。
そのようにして高い目標を立て、これを先週書いたように毎月実績を出し、計画と比較し、着地管理をして、最終的に達成するには、どうしたらいいのかを、毎月考えて実行していくのです。
そうするとかなり高いと思っていた目標が、ドンドン近づいてくる、そういうことを皆が実感していくようになっていきます。
もちろん、そうならない場合もあるでしょうが、高い目標を立てなかったら、到底行きつかないような数字には必ずいくはずです。
行かないとしたら、それは真剣にやっていないからです。
高い目標を立てるということは、本来持っている能力をフルに発揮させるためにも必要なのではないでしょうか?
これは、ビジネスだけでなく、スポーツなどの場合にも当てはまると思います。
売上や利益の高い目標を立てることによって、それを達成するために必死に考え、行動することにより、社員の潜在的な能力が発揮され、力がついてくることになります。
それが、高い目標を立てることの意義ではないかと思います。
編集後記
第2次補正予算が、先週12日に成立しました。
一番注目しているのは、家賃支援給付金ですね。
最高600万円にもなる、今まででも最も高い支援金ですから、対象になるところは、是非、申請をして欲しいですね。
まだ、申請受付は始まっていないようです。
要件は難しくなさそうですので、早く申請サイトがオープンしてくれるといいですね。
私どももずい分いろいろな給付金の申請のお手伝いをしてきたので、相当慣れてきました(苦笑)。
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