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実践!社長の財務

目標を達成していくためには【実践!社長の財務】第878号

目標を達成していくためには【実践!社長の財務】第878号

2020.08.31

私どもの税理士法人は、ちょうど今日が決算日。

今期の目標は、何とか達成できた、皆よく頑張ってくれたと思います。

とは言え、明日からはもう来期ですから、新たな目標に向かって、また、進んでいかなければなりません。

私どもも皆様にお話ししているように、全員で経営計画を作り、毎月毎月、計画と実績の対比をして、年間を通じた目標の達成を目指しています。

当社には、会計ソフトとExcelのプロがいますので、この2つを駆使しして、独自の計画実績対比シートを作っています。

全体、月ごとはもちろん、担当者別の計画実績対比、さらには、今後の予定数値を入れた毎月の目標設定、決算の着地予測まで出るようにしています。

これを毎月見ているので、目標達成までの道筋が立てやすくなっています。この対比シートのおかげで目標達成ができているのかな、とさえ思います。

何度も言いますが、是非、皆様の会社でも経営計画の導入、実践に取り組んでいただければと思います。

そのためにはまず、毎月正しい会計ができていないといけませんね。

会計基準や税法に則って正しい、という意味ではなく、会社の経営実態を正しく表せる会計ができているか、ということです(もちろん、会計基準や税法も大事です)。

さらに、スピーディに月次ができること。
計画実績対比をして、翌月の予定を立てて行動していくには、月初に会議を行う必要があります。

財務会計とは別に集計した資料で、会議をしている会社も多いですが、やはり財務会計と連動した数字を使うことが肝要かと思います。

また、社員に数字をオープンにしていかないと、経営計画の実践はおぼつかなくなってしまいます。

できれば全社員にオープンにしていくことが望ましいですが、それがまだできないときは、幹部社員にオープンにしていくところから始めればいいと思います。

オープンにするためには、経営者自らも自制していく必要がありますね。

公私混同があったのでは、社員にオープンにしていくことはできません。

数字を堂々と公開して、会社を成長発展させた方が、よほど経営者にとっても良いことになるはずです。

会社を本当に成長発展させようと考えると、やるべきことが、上記のように自然につながってくるのですね。

そのようなことを自分にも言い聞かせながら、明日からの新年度も目標に向かって、皆と頑張っていきたいと思います。

編集後記

上記に書いた計画実績の対比シート、会計ソフトとExcelだけでやっていますが、自画自賛ですが、本当にいいと思いますね。
導入したい会社の方がいましたら、是非、お声がけいただければと思います。ちょっと宣伝です(笑)。

1年ごとに事業年度という区切りがあるというのは、本当にいいですね。もし区切りがなかったら、それこそダラダラとマンネリになってしまうでしょうね。事業年度や年末年始など、区切りがあると、心機一転またがんばろう!という気持ちが出てきますからね。是非、これをいい方向に活かしていきましょう。

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