実践！社長の財務
先を見ながら一歩一歩着実に進もう【実践！社長の財務】第879号
2020.09.07
先週は、年間の経営計画、売上目標を立て、それを毎月毎月、実績と対比していく、ということを書きました。
いわば、方向性を決めて、足元をしっかり見ながら、一歩一歩、着実に歩んでいこう、ということです。
ただ、同時に、将来どのような会社にしていきたいか、何を目指すか、どのくらいの規模にするのか、など、
長期目標、ビジョン、夢、と言われるようなものを、持っておくことが大事ではないでしょうか？
これは、まったく的外れかも知れませんが、新宿駅の構内などを歩いているときに、よく思うことがあります。
新宿駅の西口地下は、朝などの通勤時、様々な方向からたくさんの人が歩いてきます（コロナの前ですが…）。
私の歩いていく方向は、どちらかと言えば、流れを斜めに横断する方向で、ぶつからないように歩くのは、中々至難の業です。
ぶつからないように、目の前を注意していると、同じ方向に除け合ったりして、ものすごく歩きづらいものです。
ところが、先の遠い方を見て、同時に目の片隅では近くを注意をしながら歩いていくと、不思議とぶつからずにスンナリと歩いていけるのですね。
これは雑踏を通り抜けていく秘訣だ！ なんて思って、編集後記にも書いたことがありますが（笑）。覚えている方はいますか？
ちょっと脱線してしまいましたが、これは会社の経営にも言えるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか？
すなわち、あまりにも近く、目先のことだけに対処していると、様々な問題にぶつかって、なかなか計画通りに進まない。
毎日毎日、一歩一歩確実に仕事をこなしていくが、同時に、遠い先の夢や目標を見ている、意識しておく。
そうすることで、現実の問題が自然とクリアされて、スムーズに目標に向かって進んでいくことができる。
現実だけ考えると、頭に血が上る厄介なことでも、将来の夢や目標から考えると、そのようなことも当然あると思って、余裕を持って対処できるのではないでしょうか。
参考になるかどうかはわかりませんが、歩きながら、よくそんなことを考えています。
編集後記
今は東京でもすごい雨が降っていますね。
それにしても九州は、先日の大雨もあったし、またこの台風10号で本当に大変かと思います。妻の実家も熊本なのですが、親戚はとりあえず大丈夫なようですが、被災された方々には心からお見舞いを申し上げたいと思います。
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