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実践!社長の財務

達成するまでやり続ける【実践!社長の財務】第905号

達成するまでやり続ける【実践!社長の財務】第905号

2021.03.08

以前、稲盛和夫氏が塾長をつとめる盛和塾に入っていたことは、何度も書いているので、長く読まれている方はご存知かと思います。

その稲盛和夫氏のフィロソフィの中に「完璧主義を貫く」というものがあります。

この完璧主義は、製品づくりだけでなく、会計や計画の遂行においても、稲盛氏は求めています。

すなわち、売上や利益の計画に対して「100%には達しなかったが、95%は達成できたので今回は許してください」という考え方は認めない、ということです。

これは単行本「稲盛和夫の実学」100ページに書いてありますので、持っている人は読んでみてください。

計画を立てて、それを毎回毎回達成していくことは、至難の業です。意欲的な計画を立てれば立てる程、そのハードルは高くなっていきます。

したがって、100%達成しないと許されない、とうのは本当に厳しいと思います。
京セラでは、そこで稲盛社長に言い訳でもしようものなら、烈火のごとく怒られたそうです。

この本を読み、達成できなかったときは、どうなるのだろう、どうしたらいいのだろう、と思いました。

他の塾生に聞いたりもしましたが、私なりの結論としては、100%達成できなかったのは、何かが足りず達成できていない事実をまず認めること。
決して他の要因にしないこと。

その上で、何が足りなかったのかを考え、それを次月なり翌期なりに持ち越して、達成するまで継続していくこと。

そういうことなのかと思います。

許されないといっても事実は事実。まずはそれを認めて、その後も達成するまで継続していくことが大事なんだろうと思います。

目標の売上を立てても、なかなかそれに達しないことは、多いものです。

目標の時期までにはできなかったとしても、キャリーオーバーして、次にはそれを達成させるようにする。
それをしていけば、以前達成できなかった分も含めて、どこかで必ず達成されるはずです。

そういう気持ちで頑張って欲しいですね!

編集後記

東京含め1都3県は、残念ながら緊急事態宣言が延長されてしまいました。飲食店等が大変なのは気がかりですが、ここはあと2週間辛抱して、桜の開花と共に気持ちよく、解除を迎えたいものですね...。

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