実践!社長の財務
オフィスのあり方、コストを考える【実践!社長の財務】第907号
2021.03.22
先週は、人材投資、人件費のことなどを書きましたが、人件費に次いで、大きなコストがオフィス関連費です。
都心にオフィスを構えれば、利便性は高まりますが、その分、家賃コストは非常に高くなりますね。
ただ、これもこの1年のコロナ禍の中で、ずい分変わってきました。
私どもが入っている新宿の高層ビルでは、なかなか空きがなかったのですが、先日調べてもらったら、いくつか空きが出ていました。
やはりこのコロナの中で、オフィスを返却、移転したところがあるのでしょう。
今のオフィスは手狭だなとは、思っていたので賃料などを聞いてみると、かなり高い...今のオフィスの坪単価の25%増しでした。
広さは倍になり、坪単価が25%も増えると、家賃は2.5倍にもなります。すぐ、やめよう、と思いました(笑)。
この1年でいろいろな働き方を学びましたね。在宅勤務でもこれだけできるのか、会議はオンラインでできるし、むしろその方がいい場合もある。
在宅でもどこにいても、サーバーにつなげることができるようになり、オフィスと変わらず仕事ができる。
レンタルオフィス、サテライトオフィス、スモールオフィス、コワーキングスペース等々、様々な呼び名がついている「働く場所」がこの1年で劇的に増えましたね。
そのようなことを考えれば、固定的なオフィスを拡げなくても、いくらでも方法があると思います。
今までの固定的なオフィスは、6~10か月分もの保証金を支払ったり、共益費も結構かかる、2、3年ごとに更新料もかかる...。
固定的なオフィスは必要ではあると思いますが、その機能をよく考えなければいけない時代になったのかなと、思います。
オフィスの空き状況や、賃料の動向も見ておく必要があると思います。これから下がっていくのではないでしょうか。
ワクチンも普及してコロナ禍が収まったときには、オフィス事情も相当変わっているかも知れませんね。
是非、柔軟に考えて、最適なコスト配分をしていって欲しいと思います。
編集後記
東京など1都3県もようやく緊急事態宣言が解除されました。ただ、まだとても手放しで喜べる状況ではありませんね。
今までと同じように、感染防止をしていくことは変わらないでしょう。ただ、春のよい時期ですし、気分的にはパアーっとやりたい感じですね。そうなるとやはりまた少しずつ増えていってしまうのでしょうかね...。
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