実践!社長の財務
かける経費、減らす経費【実践!社長の財務】第914号
2021.05.10
コロナ禍が1年も続いてくると、経費の内容がずい分変わってきているのではないでしょうか。
動きや対面が制限されたことにより、交通費、交際費、会議費、諸会費などが減っている企業は多いですね。
逆に、働き方が変わったために、福利厚生費や通信費、消耗品費などが増えているかも知れません。
是非、前期などと比較してみてください。
これは、コロナ禍だけのことではないと思います。
この変化した経費構造をじっくり考えてみて、コロナ禍が終わったら元に戻すのか、コロナ禍で気づきを得て、
このまま経費構造を変えていくのか、考えてみると良いと思います。
会社が利益を出す、出しやすくするためには、固定費をできるだけ少なくすることです。
売上があってもなくても、決まって出る経費を減らすということですね。
これは家賃やリース料など、契約して決まっているものだけとは限りません。
慣習で、惰性で出ているものも、多いのではないでしょうか?
コロナ禍は、経費を見直すいい機会ですね。
本当に必要な経費と、今までかけてきたけれども必要でなかった、かけなくても何も変わらなかった経費が、明らかになってきたのではないでしょうか?
ほぼ1年が過ぎ、3月決算の会社などは、前期比較をすると、とても明確になるのではと思います。
是非、この機会に、かける経費と、減らす経費を明確にして、固定費を下げ、利益が出やすい体質に改善していってはいかがでしょうか。
編集後記
緊急事態宣言は延長されましたが、スポーツやイベントなどの人数制限は緩和される、というのはいいですね。
プロ野球や大学野球など、やはり観客が入っていないと盛り上がらないですからね。今週末行こうかな...。
メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
⇒ https://www.mag2.com/m/0000119970.html