実践!社長の財務
資産を見直す【実践!社長の財務】第920号
2021.06.21
貸借対照表(B/S)の左側にあるのが、資産ですが、これは定期的に見直しをして欲しいですね。
すなわち、本当の資産であるかどうか、ということです。四半期なり、決算期なり、あるいは毎月でも構いません。
本当の資産とは、価値のある資産、将来に渡って収益を生み出していく資産、あるいは、その額以上のお金に変えられる資産、です。
そんな目で、自社の資産を見たらどうですか?
上記に当てはまっていますか?
もちろん、会計上の要請で資産にしているもの(たとえば前払費用など)もありますので、それは別にして。
もし価値がないのであれば、それは資産から除いていくべきです。
これらのものが入っているために、誤った判断をしてしまうからです。
資産から負債を引いた純資産、これを気にされている方は多いかと思いますが、資産に価値のない資産が入っていたら、幻の純資産を見ていることになります。
自社の資産を、価値のあるものだけにしていく意識を持ちましょう。
そのためには、まずは、価値のないものをそぎ落とすことです。
何らかの事情でそれができないのであれば、それらを落としたものを、別途作ってみることです。
現状をしっかり認識することで、どのようなB/Sにしていくかを思い描くことができると思います。
B/Sがなかなか改善されない会社は、このそぎ落としができていない会社、価値のない資産を引きずっている会社が多いように感じます。
編集後記
東京もいつの間にか梅雨に入っているようですね。
今日は夏至ということで、昼の時間が1年で一番長い日です。一番短い日とは5時間も差があるそうです。
日が長いと1日が得したような気分になりますね。今日は、是非、得した1日を楽しんでいきましょう!
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