実践!社長の財務
課題発見が重要【実践!社長の財務】第929号
2021.08.23
週末ある本を読んでいて、気づきがありました。
よく問題解決とか、課題解決という言葉を聞きます。
「当社は、当部門は、こういう課題を解決していくことが、今期のテーマです。」というように。
ただ、その課題が本当の課題ではない、センターピンをはずしていることが多いのではないか、ということです。
簡単な例でいえば、「当部門の売上が思った以上に伸びないことが課題だ。」というようなものです。
売上が伸びない、というのは結果であって、課題ではありません。
売上が伸びていないのは、どこに問題、課題があるのか、ということですね。
それを突き詰めて、本質的な課題を抽出していかなければなりません。
その課題を解決することによって、結果として売上が伸びていくことになります。
この課題発見が、企業においては非常に重要であると思います。
先ほどの例でいえば、売上が伸びないのは、固定客が増えていないからだ。一度は買っていただいても、そのお客様の継続率が低い、これが大きな課題だ。
この課題が解決できれば、売上は結果として伸びていく。
そういうものが本当の課題です。
自社の現状の問題は何か?
その本質的な課題は、どこにあるのだろうか?
これを要素分解していきながら、突き詰めて発見していく。
その課題が発見できたら、それは企業の宝になるのではないでしょうか。
編集後記
本当に今年の甲子園は、コロナと雨にたたられて可哀そうですね。ようやくこの何日か試合ができて、高校野球そのものを楽しむこと、内容に興味を持つことができるようになってきました。今後は雨は少なそうですので、何とか最後まで熱闘を期待したいですね。
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