実践!社長の財務
経営者の本【実践!社長の財務】第948号
2022.01.04
あけましておめでとうございます。
本年最初のメルマガをお送りします。
新年は不思議なもので、いつも厳かな気持ちになります。
こんな時こそ、じっくりと自分と向き合って、これから1年の計を考えるのに、適していますね。
正月は、日本電産の創業者である永守重信氏の新刊の書籍「成しとげる力」を読んでます。
京都で、世界一のモーターメーカーである兆円企業をゼロから作った伝説の経営者です。
永守氏の本音、真髄が凝縮されたような本なので、経営者にはお勧めです。
京都と言えば、私は京セラ稲盛和夫氏が塾長をしていた「盛和塾」の塾生として経営を学んできました。
同じ京都の会社ということで、永守氏の本もよく読んでいたのですが、あまり京セラとの接点が出てこないなと思っていました。お互いに。
それが今回上記の本で、稲盛和夫氏の話が出てきたのでビックリしました。というか、嬉しかったですね。
永守氏は稲盛氏よりも1回り下で、創業も同じくらいの歳です。
同じ京都でゼロから会社を興したということで、師と仰ぎ、ときにはライバルとしてその背中を追ってきたとのこと。
アメーバ経営を知りますます尊敬の念を深めたとのことですが、それは採用せず、参考にしながらも独自の経営手法を編み出したのです。
やはりそこはライバル視していたのではないですかね。
お2人の直接の関係はわかりませんが、この辺りを読んでいると本当に面白いですね。
この本はサンマーク出版から出ていて、編集しているのは、やはりあの斎藤竜哉氏でした。
あの、なんて言っても皆様知らないかも知れませんが、稲盛和夫氏の超ロングベストセラー「生き方」を作った人です。
また、舩井幸雄氏の考え方をまとめた「法則」を作った人でもあります。
本当にいい本を作りますよね。いずれも私の愛読書にしています。
斎藤氏がまたやったな、と思いました。
実は斎藤氏には、縁あって何度かお会いしたことがあります。とても謙虚な方だなというのが印象です。
ということで、新年最初のメルマガは私の愛読書を紹介したみたいになりましたが、やはり実績ある経営者の本を読むのは、本当に勉強になります。
経営の教科書ではなく、自分でやってきたことを失敗も含めて書いてくれている、成功の裏には当然ではありますが、ものすごい苦労や努力があったことが、よくわかりますし、発奮させられます。
どういう考えや気持ちを持っていたらいいのかも、学べます。
実績ある経営者+良い編集者、こういう本に巡り合えることは貴重です。是非、そのような書籍を自分の人生、経営の役に立てていきたいですね。
編集後記
年末年始は、1週間前後の休みですが、何だかいろいろなことが詰まった1週間だったなという気がします。
前半はプライベートな忘年会がいくつか、いつも会わない久しぶりの友達と会ったり。後半の新年は家族中心で、こんなに長く一緒にいられる時間はなかなかないですね。
ということで、充実の1週間も今日で終わり、また明日からビジネスの世界に戻っていきます。
今年もよろしくお願いいたします。
メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
⇒ https://www.mag2.com/m/0000119970.html