実践!社長の財務
最後は純資産、株式に集約される【実践!社長の財務】第962号
2022.04.11
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
我々が普段仕事をしているのは、P/L上の動きがほとんどかと思います。
売上をいかに上げるか、この経費は使っていいか、どのくらいかけるか、節約するか、そしていかに利益を稼ぐか、ということが日々の動きの中心になっています。
ただ、その裏では常にB/Sが動いているわけです。お金が増えたり減ったり、債権や債務がしょっちゅう変動しています。
モノである在庫や資産も増えたり、あっても価値が減ったり、陳腐化したり…。
そして最後は、すべての結果が、純資産に集約されていくわけですね。
その凝縮されたものが「株式」ということになります。
だから本当に株式の問題は、重要かと思っています。
そのため、別途木曜日に「事業承継・自社株対策メルマガ」を、出しています。
是非、自社株をどのようにしていくのが良いのか、ということを、経営者には真剣に考えて欲しいと思っています。
日々の中心はP/Lで行かなければなりませんが、月次ではB/Sもしっかり見て、そして、少なくても年2回程度は、自社株をどうしていくのか考える時間を取って欲しいですね。
自社株を持つということは、すべての企業活動の結果を受けた財産価値を享受することになります。
それが配当であったり、売却したときの対価であったり、万が一解散した場合には、残余財産の分配として受けることができます。
さらには、会社の最終的な意思決定である議決権をも持つことになります。いくら社長であっても株式を持っていなければ解任されてしまうこともあるわけです。
この重要な株式を、誰がどのように持ったら良いのか、将来はどう継承していくのが良いのか、是非、真剣に考えていただければと思います。
編集後記
今日はある会社と連携して、YouTube番組に出演してきます。通常のセミナーとは大分違って、あまり難しくても長くてもいけない、ということで、とまどってます。
まあ、気楽に楽しくやってきます。
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