実践!社長の財務
計画を自分事にする+徹底力【実践!社長の財務】第980号
2022.08.15
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
多くの会社では、期の始まる前に翌期の目標を立て年間の計画を作ります。
個人の計画、会社の計画ともに、その計画を達成し会社が成長できるかどうかは、会社全体の取り組み方にかかっています。
中小企業で多いのは、計画は作ったが、月次での達成状況について、真剣に取り組んでいない、ということです。
未達であっても、それに対する認識が薄い、なぜ未達なのか、次月はどうするかに真剣に取り組んでいない、という状況が多く見られます。
もちろん、うちはそうではない、という会社もあると思いますが。
これは、計画が自分事になっていない、ということが1つの原因です。
年度初めに計画を作ることになっているので作っている。
前期をベースにしたり、上からこの位は、と言われるのでその数字にしている、という状況が多くないでしょうか。
会社の方針はあるにせよ、自分でこうしよう、ああしようと考えて、その裏付けを作って立てた計画でないと、本当に自分のものにはなっていないのです。
いかに自分事として考えられるか、ですね。あるいは部署とかチーム事にして、皆で真剣に考えているかどうかです。
そのためには、会社がそのように仕向けていかなければなりません。会社全体として、そのような雰囲気にしていくことが大事です。
まずは計画を自分事にすること。
その上で、毎月どうだったのかを振り返り、翌月はどう達成していくのか、それを個人でも組織でも徹底して考える、言っていくことです。
計画を作っても、それを本当の意味で追求していない会社が多いと感じます。
この徹底力があるかないか、これが会社の成長性を左右しているのではないでしょうか。
編集後記
せっかくの連休でしたが、台風の到来で予定が台無しになってしまった方も多いかと思います。
私も伊豆の方に行く予定でしたが、直撃でしたのでキャンセルしました。
連休は妻と映画を何本か見に行き、そのあとちょっと贅沢な食事をする、というのを連チャンで行い、これはこれでとても良かったですね。
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