実践!社長の財務
数字を信じ、受け入れ、活かす【実践!社長の財務】第999号
2022.12.19
おはようございます。
税理士の北岡修一です。
ついにこのメルマガも999号となり、あと1号で1,000号到達です。ちょっと感慨深いものがありますね。
このメルマガでは、経営に活かすための会計や財務の話をしてきました。
会計や財務は、まずは数字で表されます。
その1つ1つは、単純に数を表すものですが、事実に基づいて計算表に表される数字は、それぞれに意味があります。何かを訴えているかのように。
まず、この数字を信じて、その意味を考えて欲しいですね。
よく月次の試算表を経営者に説明しても、「まあ、それはそれで」とか、「過去の数字をいくら見てもしょうがない。大事なのはこれからだ。」と、真剣に見ない、考えない、信じない方も多いです。
これは、非常にもったいないと思います。
確かに過去ばかりみてもしょうがないですが、なぜその数字になったかを確認する、考えれば、これからに活かせることが、必ずあるはずです。
大事なこれからどうするか、を考えるために過去の数字があるのです。
また、出た数字を心の中で信じていない経営者もいますね。「会計上はそうかも知れないが、現場は違うんだよ。」みたいな感じです。
であれば、その現場の状況が反映されるような会計のやり方を考えていけば良いわけです。
はなから会計や数字が苦手、という意識があるのでしょうね。
決して会計の数字は難しいものではなく、それに真剣に向き合おうとするかどうかです。
数字をいかに活かすかは、会計の技術が先行するわけではないです。
経営者が経営をやっていくために、本当に見たい数字をまずはリクエストすべきです。
その上で、経理担当者や私たち専門家とディスカッションして、それが可能かどうか、どうやったら出せるかを考えていけばいいのです。
是非、数字を信じ、受け入れ、それを活かして、会社を成長発展させていって欲しいですね。
編集後記
本文にも書きましたが、あと1号で1,000号です。
ちょうど今年の最後が1,000号ということになりますね。
キリがいいですね!その後どうするかは、年末年始に考えてみたいと思います。
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